これはアラサーが異世界ギャル道をゆく物語である――
世界のどこかで多分誰かが言った。
ギャルは剣よりも強し――と。
ある日いつも通り自宅を出るとそこは見知らぬ町だった。
物語の世界のようなレトロなヨーロッパ風の町並みや、そういう宗教なのかと思えるほどに道行く人々が揃いも揃って黒髪に質素な格好をしている様子に強烈な違和感を覚えながらも探索を続けていると人集りを見付けた。
どうやら昔話の読み聞かせがあるらしく、子供から大人までが集まっている。その中にそっと混ざり込み中心で語り始めるおじさんの話に耳を傾けた。
100年ほど昔、この国がまだ小さな村だった頃。
ある朝森へ狩りに出かけた一人の村人はそこで倒れている女を助けた。
その女の正体はなんと女神だったのだ。女神は金の髪を持ち、肌は銀のように輝き、指先からは色とりどりの宝石が生えていたという。
女神は助けてもらったお礼にと村人の娘を自身と同じように光り輝かせた。するとすぐに美しい娘の評判は近隣諸国へと広がり、村は栄え、今日に至るチーギユ王国が誕生した。
そして初代チーギユ王にまたいずれ次の女神がこの国に訪れると予言を残した女神は姿を消してしまったのだ。
話が終わると静かに聞いていた子供たちが一斉に歓声を上げ拍手し出した。大人の中には祈るように手を合わせる人までいる。この国ではその女神とやらの再来が心待ちにされているらしい。
しかし周りのテンションについていけない令和人はふと思った。
その女神様、ブリーチとラメグリッターとネイルで作れるのでは?
「本日は貴重な物をお持ちしております。こちらが女神を描いたとされる肖像画の複製です!」
語り部のおじさんが取り出した一枚の紙によりいっそう周囲の人たちがざわつき出す。
――eggの表紙だった。
「そしてこちらは女神が書き記したとされる文書の複製です!」
おじさんが二枚目の紙を掲げる。何かが書いてあるようだ。
『ぁレナ″レま°ょ』
――ギャル文字だった。
いつの間にか集まった人が増えて辺りはちょっとしたお祭りモードになっていた。
どうやらここはギャルが神格化されている世界のようだ。ギャルこそ正義、ギャルイズパワーなのだ。
そうとわかればなるしかあるまい。女神と謳われるギャルに。
このチー牛まみれの世界でやるべきことが見えた私はとりあえずコスメを爆買いすべくQoo10を開いた。
(ここまで茶番)
おはこんハロチャオ。ポメリと申します。
20代になったくらいから日々の仕事と家事に追われ、やりたいことより少しの休息を優先する人生になっていました。まι″ス├∠ス。
ついに来月からニートデビューするので2023年こそやりたいことやっちゃるぞー!と(布団の中でスマホをいじりながら)燃えに燃えた勢いで日記をつけたくなりましたので、15年ぶりにブログを始めました。
ついでにHNも一新、つまりこれが異世界転生ってコト(?)
茶番が想像の5億倍長くなってしまったのでさくっと今年の目標書き出していくわよ
・ギャルになる
・フリーランスになる
・趣味を頑張る
・完璧を目指さない
・30歳になるまでにポメラニアンをお迎えする
詳しくはまた別記事に書く予定です。
なんの因果かこのブログを見つけてしまった人はポメリを応援するかこのブログを宣伝してください。ょзι<ぉ原頁レヽιます。